ゴレスターン(8)
ゴレスターンの第1章第12話から。
実はこの物語については色々と思うところがあります。
この物語は、使い方によって色々と異なる意味が出てくるからです。
例えば、今、話題になっているイスラエルのシャロン首相のことです。
恐らく、イランのアフマディーネジャード大統領がこの物語を引用したら、シャロン首相はパレスチナのアラブ人を殺す圧制者であり、「死ぬことが何よりも良かろう」となるでしょう。
しかし、シャロン首相が本来守るべき義務を持つのはイスラエルの民であり、彼はイスラエルの民が平穏に生きることができるようにすることが統治者(というと時代がかってしまいますが)としての最大の義務であるのです。その義務を全うするためにイスラエル国民を守るための法律があり、国内に住む人々~それがユダヤ人であろうとアラブ人であろうと~が法律を守る限りは何の問題も起こりませんが、法律を破り、他人に危害を加える人が出た場合はどうするか?危害を加えるものを取り除くことが良いというのは、やはりサアディーが述べているところです。(以前のゴレスターンの物語を参照のこと)
翻って、アフマディーネジャード大統領は、イランの人々を守るために努力をしているでしょうか?人々が豊かで、明日の食事などの心配をしないで済む生活ができるようにしているでしょうか?人々が、他国から攻め込まれる心配をしなくても良いように努力をしているでしょうか?
シャロン首相が良くてアフマディーネジャード大統領が悪いと単純なことを言うつもりはありません。
しかし、遠く離れた、自分たちと直接の関係がない国のことをどうこう言う前に、自国の民のことを何よりも大切にして、最大限の努力でもって国を豊かにして欲しいなあと思うのです。
ある不正な王の一人がある隠者に尋ねた。
「行の中でより優れているものはどれであろうか?」
隠者は言った。
「汝には昼寝が良かろう。その間は一時であろうとも人々を傷つけぬであろうから」
私は午後、圧制者が眠っているのを見た
私は言った「圧制者は災難であり、彼を眠りに導くものは善きもの
その眠りが目覚めているよりも善いような者にとって
そのような悪行に対しては死ぬことが何よりも良かろう
実はこの物語については色々と思うところがあります。
この物語は、使い方によって色々と異なる意味が出てくるからです。
例えば、今、話題になっているイスラエルのシャロン首相のことです。
恐らく、イランのアフマディーネジャード大統領がこの物語を引用したら、シャロン首相はパレスチナのアラブ人を殺す圧制者であり、「死ぬことが何よりも良かろう」となるでしょう。
しかし、シャロン首相が本来守るべき義務を持つのはイスラエルの民であり、彼はイスラエルの民が平穏に生きることができるようにすることが統治者(というと時代がかってしまいますが)としての最大の義務であるのです。その義務を全うするためにイスラエル国民を守るための法律があり、国内に住む人々~それがユダヤ人であろうとアラブ人であろうと~が法律を守る限りは何の問題も起こりませんが、法律を破り、他人に危害を加える人が出た場合はどうするか?危害を加えるものを取り除くことが良いというのは、やはりサアディーが述べているところです。(以前のゴレスターンの物語を参照のこと)
翻って、アフマディーネジャード大統領は、イランの人々を守るために努力をしているでしょうか?人々が豊かで、明日の食事などの心配をしないで済む生活ができるようにしているでしょうか?人々が、他国から攻め込まれる心配をしなくても良いように努力をしているでしょうか?
シャロン首相が良くてアフマディーネジャード大統領が悪いと単純なことを言うつもりはありません。
しかし、遠く離れた、自分たちと直接の関係がない国のことをどうこう言う前に、自国の民のことを何よりも大切にして、最大限の努力でもって国を豊かにして欲しいなあと思うのです。
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